化粧品表示名称(Japanese Cosmetic Ingredient Name)

登録件数: 15067 件

化粧品表示名称成分詳細

マグワ根皮エキス

成分番号(JP number): 553252

INCI
MORUS ALBA ROOT EXTRACT、MORUS ALBA ROOT BARK EXTRACT
定義(Description)
本品は、マグワ Morus alba の根のエキスである。
日本の規制情報(Japanese regulation information)
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中文inci(CN/中国名称)
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中国の規制情報(Chinese regulation information)
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韓国inci(KR/ハングル/성분명)
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CAS No.
EC No.
EUの規制情報(Restriction/Annex/Ref#)
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引用/最新情報(Quote and Rates information)
  • Japan Cosmetic Industry Association(https://www.jcia.org/user/business/ingredients/namelist)
  • MHLW(化粧品基準, https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/keshouhin-standard.pdf)
  • 化粧品に配合可能な医薬品の成分について(https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb3437&dataType=1&pageNo=1)
  • NMPA(已使用化妆品原料目录(2021), https://www.nmpa.gov.cn/directory/web/nmpa/xxgk/ggtg/qtggtg/20210430162707173.html)
  • JETRO(添付書類二 化粧品への使用制限成分リスト, https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07000822/attachment2.pdf)
  • The European council(https://ec.europa.eu)
  • Korea cosmetic association(https://kcia.or.kr/cid/main)
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関連原料

マグワ根皮エキス/MORUS ALBA ROOT EXTRACT

マグワ根皮エキスとは

マグワ根皮エキスは、クワ科の植物であるマグワ(学名:Morus alba)の根の皮から抽出された植物エキスです。抽出には、水、エタノール、1,3-ブチレングリコール(BG)またはこれらの混合液が使用されています。

マグワ(真桑)は、中国が原産とされており、中国全土で広く栽培されています。マグワはカイコの餌として、日本で栽培されていました。

養蚕地帯である長野県で生産がさていましたが、養蚕が衰退するに連れてマグワの栽培も衰退してしまったため、現在はマグワの多くが中国からの輸入に頼っています(1、2)。

マグワの根皮は、桑白皮と呼ばる生薬として、滋養食などに長年用いらてきました。また、漢方分野では、肺炎による咳や喘息を鎮める目的で、主に鎮咳薬として利用されています(1、2)。

マグワ根皮エキスは、天然成分であるために、国や地域、収穫の時期や成分の抽出方法によって、構成する成分に多少の違いはあるものの、主にモルシンなどのイソフラボノイド類やα-アミリンなどのトリテルペン類、オキシレスベラトロールなどのスチルペン類から構成されています(1、2、3)。

マグワ根皮エキスは、含有するオキシレスベラトロールに、シミの原因であるメラニンを生産するチロシナーゼの活性を抑えることが報告されているため、美白作用を目的としてスキンケア製品やシート&マスク製品に利用されています(4)。

上記に加えて、マグワ根皮エキスにはコラーゲンの分解をするコラゲナーゼの活性阻害を持っていることが報告されており、肌へハリやツヤを与えることやシワ・タルミを目立たなくすることを目的に化粧品に利用されています(4)。

また、マグワ根皮エキスには腋臭成分の一つである1-octen-3-one(OEC)の生成阻害活性もあることが報告されているため、腋臭抑制を目的としても化粧品に含有されています(4)。

マグワ根皮エキスの配合目的

  • チロシナーゼ活性阻害による色素沈着抑制作用
  • コラゲナーゼ活性阻害による抗老化作用
  • OEO生成阻害による腋臭抑制作用

マグワ根皮エキスの安全性情報

皮膚への刺激性に関しては、安全性試験データから刺激なしとなっています。よって、一般的には皮膚へに刺激性は低いと考えられます。一方、目への刺激性に関しては安全性試験データが現在のところ見当たらないため、詳細は不明となっています(4)。

皮膚への感作性に関しては、日本薬局方および医薬部外品原料規格2021に収載されていること、20年以上の使用十性の中で大きな皮膚感作性に関する報告がされていないことから、一般的な使用の範囲であれば、皮膚への感作性は低いと考えられます。しかし、安全性試験データが現在のところ見当たらないため、詳細は不明です。

参考文献

(1) 鈴木 洋(2011)「桑白皮(そうはくひ)」カラー版 漢方のくすりの事典 第2版,287.

(2) 御影 雅幸(2013)「ソウハクヒ」伝統医薬学・生薬学,210.

(3) 霜川 忠正(2007)「桑白皮(ソウハクヒ)エキス」化粧品有効成分ハンドブック,39.

(4) 一丸ファルコス株式会社(2003)「コラゲナーゼ活性阻害剤」特開2003-183122.

マグワ根皮エキスに関する日本語の論文情報

桑根皮エキス配合育毛剤の男性型脱毛症に対する効果 (特集 育毛・脱毛・白髪のメカニズム)

松浦 大輔, 金谷 裕敏, 綱川 光男 Fragrance journal : Research & development for cosmetics, toiletries & allied industries = フレグランスジャーナル : 香粧品科学研究開発専門誌 44 (1), 38-43, 2016-01 医中誌

既存添加物クワ抽出物の成分組成に基づく基原植物の検討

多田 敦子, 石附 京子, 小山 朗夫, 深井 俊夫, 秋山 卓美, 山崎 壮, 河村 葉子 食品衛生学雑誌 52 (4), 258-264, 2011 DOI 日本農学文献記事索引 PubMed

プレニールフラボノイドの化学と生合成

野村 太郎 薬学雑誌 121 (7), 535-556, 2001-07-01 DOI Web Site PubMed

桑白皮の品質に関する研究(2)皮層部の成分組成と基原

布目 慎勇, 近藤 健児, 寺林 進 Natural medicines = 生薬学雑誌 54 (1), 33-37, 2000-02 NDLデジタルコレクション 医中誌

25 桑根皮成分の研究 : フェノール性成分について

野村 太郎, 深井 俊夫, 沢浦 芳樹, 山田 サチ子, 田村 真造 天然有機化合物討論会講演要旨集 21 (0), 183-190, 1978 DOI

16 桑根皮より得られるプレニルフラボン類の光酸化反応について

野村 太郎, 深井 俊夫, 山田 サチ子, 平野 陽司, 片柳 眞佐 天然有機化合物討論会講演要旨集 20 (0), 115-122, 1976 DOI

マグワ根皮エキスに関する英語の論文情報

Phytochemistry, pharmacology, and clinical trials of Morus alba.

Chan EW, et al. Chin J Nat Med. 2016.PMID: 26850343 Review.

Transcriptomic Analysis Reveals Wound Healing of Morus alba RootExtract by Up-Regulating Keratin Filament and CXCL12/CXCR4 Signaling.

Kim KH, et al. Phytother Res. 2015.PMID: 26014513

**Plant** Milking Technology-An Innovative and Sustainable Process to Produce Highly Active Extractsfrom Plant Roots.

Chajra H, et al. Molecules. 2020.PMID: 32932881

Identification and effect of two flavonoids from root bark of Morusalba against Ichthyophthirius multifiliis in grass carp.

Liang JH, et al. J Agric Food Chem. 2015.PMID: 25603693

Natural Flavones from Morus albaagainst Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus via Targeting the Proton Motive Force and Membrane Permeability.

Wu SC, et al. J Agric Food Chem. 2019.PMID: 31385700

Inhibitory effect of mulberroside A and its derivatives on melanogenesis induced by ultraviolet B irradiation.

Park KT, et al. Food Chem Toxicol. 2011.PMID: 21946069

Phytochemistry, pharmacology, and clinical trials of Morus alba.

Chan EW, et al. Chin J Nat Med. 2016.PMID: 26850343 Review.

Enhanced Mulberroside A Production from Cell Suspension and Root Cultures of Morus alba Using Elicitation.

Komaikul J, et al. Nat Prod Commun. 2015.PMID: 26411024

Identification of Anti-Melanogenesis Constituents from Morus alba L. Leaves.

Li HX, et al. Molecules. 2018.PMID: 30297610 Free PMC article.

Development of a Rapid Immunochromatographic Strip Test for the Detection of Mulberroside A.

Inyai C, et al. Phytochem Anal. 2015.PMID: 26096098

Inhibitory effect of mulberroside A and its derivatives on melanogenesis induced by ultraviolet B irradiation.

Park KT, et al. Food Chem Toxicol. 2011.PMID: 21946069

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