化粧品表示名称(Japanese Cosmetic Ingredient Name)

登録件数: 15067 件

化粧品表示名称成分詳細

トリベヘニン

成分番号(JP number): 551910

INCI
TRIBEHENIN
定義(Description)
本品は、ベヘン酸(*)とグリセリン(*)のトリエステルであり、次の化学式で表される。Propane-1,2,3-triyl tridocosanoate
日本の規制情報(Japanese regulation information)
-
中文inci(CN/中国名称)
三山嵛精
中国の規制情報(Chinese regulation information)
【已使用化妆品原料目录(2021年版)】Maximum Historical Usage in Rinse-off Cosmetics(%): (none), Maximum Historical Usage in Leave-on Cosmetics(%): 8
韓国inci(KR/ハングル/성분명)
트라이베헤닌
CAS No.
18641-57-1
EC No.
242-471-7
EUの規制情報(Restriction/Annex/Ref#)
-
引用/最新情報(Quote and Rates information)
  • Japan Cosmetic Industry Association(https://www.jcia.org/user/business/ingredients/namelist)
  • MHLW(化粧品基準, https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/keshouhin-standard.pdf)
  • 化粧品に配合可能な医薬品の成分について(https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb3437&dataType=1&pageNo=1)
  • NMPA(已使用化妆品原料目录(2021), https://www.nmpa.gov.cn/directory/web/nmpa/xxgk/ggtg/qtggtg/20210430162707173.html)
  • JETRO(添付書類二 化粧品への使用制限成分リスト, https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07000822/attachment2.pdf)
  • The European council(https://ec.europa.eu)
  • Korea cosmetic association(https://kcia.or.kr/cid/main)
Recommended sites
関連原料

トリベヘニン/TRIBEHENIN

トリベヘニンとは

トリベヘニンは、ベヘン酸(べへニン酸)とグリセリンのトリエステルであり、次の化学式で表されます。

医薬部外品原料規格には、「トリベヘン酸グリセリル」として収載され、けん化価 165~180のろう様の物質と規定されています。

「トリベヘン酸グリセリル」という名称は、外原規2006における成分名、旧外原規における成分名、粧原基における成分名、粧配規における成分名、薬発第533号別表3で定める旧成分名称でも使用されています。

NCI名は、Tribehenin、中文名称は、三山嵛精です。

エモリエント作用、乳化安定作用、感触改良に使用され、口紅などの製品安定や感触改良などに寄与します。口紅の軟化を防ぎ、光沢感や滑らかさを与えます。

W/Oの乳化安定剤としての使用実績があります。

棒状化粧料は、従来、発粉が起き、成型性および使用性を満足できませんでしたが、トリベヘニンとベヘン酸を必須成分として使用することで、粉吹きがなく成形しやすく使用感を良くすることが可能になりました(3)。

また、常温でも水中油型マイクロエマルジョンの形成ができる系に使用されています(4)。

トリベヘニンは結晶構造を持たない柔らかいワックスです(5)。

安全性についての検証では、皮膚への刺激は、トリベヘニンの含有量が6%以下製品については、の皮膚刺激はなくアレルギーの誘発は認められません。また、トリベヘニンを20%含有する製品については軽微な反応が見られました。

角栓の生成については認められていません。

また、眼については、点眼後、一過性の軽度から中度のまぶたに刺激が被験者すべてに認められました。この刺激は結膜にまで広がることが認められましたが、2時間後に消失しました。

いずれにしても、化粧品の適用範囲においては安全に使用される物質であることが検証されています(6)(7)。

トリベヘニンの配合目的

エモリエント作用

乳化安定剤

感触改良

光沢感

粉吹きの解消

成形

Table 5. 201713-15 and historical1,4-6 frequency and concentration of use of triglycerides according to duration and exposure

引用 https://online.personalcarecouncil.org/ctfa-static/online/lists/cir-pdfs/FR742.pdf

トリベヘニンの安全性情報

https://www.cir-safety.org/ingredients

https://online.personalcarecouncil.org/ctfa-static/online/lists/cir-pdfs/FR742.pdf

https://online.personalcarecouncil.org/ctfa-static/online/lists/cir-pdfs/PRS316.pdf

参考文献

(1) 化粧品の成分表示名称リスト トリべへニン

(2) エステライド G-B Copyright © 2016 ナショナル美松株式会社 National Mimatsu Co., Ltd. All Rights Reserved.

(3) 特許公報(B2)_棒状化粧料 出願番号:2006345126 年次: 2012

(4) 特開2008−56586(P2008−56586A)【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)【発明の名称】水中油型マイクロエマルション

(5) SYNCROWAX HRC(シンクロワックス HRC) Cosmetic-info.jp

(6) Cosmetic Ingredient Review(2001)「Final Report on the Safety Assessment of Trilaurin, Triarachidin, Tribehenin, Tricaprin, Tricaprylin, Trierucin, Triheptanoin, Triheptylundecanoin, Triisononanoin, Triisopalmitin, Triisostearin, Trilinolein, Trimyristin, Trioctanoin, Triolein, Tripalmitin, Tripalmitolein, Triricinolein, Tristearin, Triundecanoin, Glyceryl Triacetyl Hydroxystearate, Glyceryl Triacetyl Ricinoleate, and Glyceryl Stearate Diacetate」International Journal of Toxicology(20)(4),61-94. (7) Cosmetic Ingredient Review(2017)「Amended Safety Assessment of Triglycerides as Used in Cosmetics」Final Amended Report.

トリベヘニンに関する日本語の参考論文

油性ゲルの物性制御と化粧品への応用

柴田 雅史 日本化粧品技術者会誌 53(1), 2-8, 2019

動物を用いないメカニズムベースの肝毒性ポテンシャル把握及びリスク評価の検討

額田 祐子 , 大内 淳子 , 伊藤 勇一 , 曽根 瑞季 , 武士田 寛人 , 劉 舒捷 , 森田 修 日本毒性学会学術年会 43.1(0), P-92, 2016

国産ツバキ油を利用した雑貨石けんの試作

岩田 在博 , 栗山 清博 , 小川 友樹 , 有村 一雄 , 柴田 千恵子 山口県産業技術センター研究報告 = Report of Yamaguchi Prefectural Industrial Technology Institute (24), 38-39, 2012-11

トリグリセリド類の光酸化物生成と皮膚刺激性及び細胞毒性に関する研究

佐藤 政博 , 杉山 清治 , 落合 道夫 日本化粧品技術者会誌 20(1), 35-40, 1986

トリベヘニンに関する英語の参考論文

Final report on the safety assessment of trilaurin, triarachidin, tribehenin, tricaprin, tricaprylin, trierucin, triheptanoin, triheptylundecanoin, triisononanoin, triisopalmitin, triisostearin, trilinolein, trimyristin, trioctanoin, triolein, tripalmitin, tripalmitolein, triricinolein, tristearin, triundecanoin, glyceryl triacetyl hydroxystearate, glyceryl triacetyl ricinoleate, and glyceryl stearate diacetate.

Johnson W Jr; Cosmetic Ingredient Review Expert Panel.Int J Toxicol. 2001;20 Suppl 4:61-94.PMID: 11800053 Review.

Cationic lipid nanosystems as carriers for nucleic acids.

Cortesi R, Campioni M, Ravani L, Drechsler M, Pinotti M, Esposito E.N Biotechnol. 2014 Jan 25;31(1):44-54. doi: 10.1016/j.nbt.2013.10.001. Epub 2013 Oct 11.PMID: 24120492 Free article.

Polymorphism of glyceryl behenates: from the individual compounds to the pharmaceutical excipient.

Pivette P, Faivre V, Brubach JB, Daste G, Ollivon M, Lesieur S.Chem Phys Lipids. 2014 Oct;183:191-203. doi: 10.1016/j.chemphyslip.2014.07.005. Epub 2014 Jul 22.PMID: 25062895

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