化粧品表示名称(Japanese Cosmetic Ingredient Name)

登録件数: 15067 件

化粧品表示名称成分詳細

オレイン酸フィトステリル

成分番号(JP number): 550910

INCI
PHYTOSTERYL OLEATE
定義(Description)
本品は、オレイン酸(*)とフィトステロールのエステルである。9-Octadecenoic acid, phytosterols ester
日本の規制情報(Japanese regulation information)
-
中文inci(CN/中国名称)
植物甾醇油酸酯
中国の規制情報(Chinese regulation information)
【已使用化妆品原料目录(2021年版)】Maximum Historical Usage in Rinse-off Cosmetics(%): (none), Maximum Historical Usage in Leave-on Cosmetics(%): 11.05
韓国inci(KR/ハングル/성분명)
피토스테릴올리에이트
CAS No.
-
EC No.
-
EUの規制情報(Restriction/Annex/Ref#)
-
引用/最新情報(Quote and Rates information)
  • Japan Cosmetic Industry Association(https://www.jcia.org/user/business/ingredients/namelist)
  • MHLW(化粧品基準, https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/keshouhin-standard.pdf)
  • 化粧品に配合可能な医薬品の成分について(https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb3437&dataType=1&pageNo=1)
  • NMPA(已使用化妆品原料目录(2021), https://www.nmpa.gov.cn/directory/web/nmpa/xxgk/ggtg/qtggtg/20210430162707173.html)
  • JETRO(添付書類二 化粧品への使用制限成分リスト, https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07000822/attachment2.pdf)
  • The European council(https://ec.europa.eu)
  • Korea cosmetic association(https://kcia.or.kr/cid/main)
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関連原料

オレイン酸フィトステリル/PHYTOSTERYL OLEATE

オレイン酸フィトステリルとは

オレイン酸フィトステリルは、成分番号 550910、INCI名 Phytosteryl Oleateで、オレイン酸とフィトステロールのエステルです(1)。

医薬部外品原料規格では、「オレイン酸フィトステリル」英名:Phytosteryl Oleateとして収載され、けん化価: 70~95、ヨウ素価: 40~60と規定されています(2)。

ヨウ素価100以下であり、不乾性油として分類されます。

薬生審査発0127第3号「パーマネント・ウェーブ用剤添加物リストについて」の通知により、パーマネント・ウェーブ用剤の添加物リストに追加され、パーマネントウェーブ剤として使用可能となりました(3)。

オレイン酸フィトステリルの原料は植物で、ヒマワリ由来の脂肪酸と植物系ステロールであるフィトステロールがエステル結合した物質です。

さっぱりした使用感がある不乾性油です。

働きと用途

皮膚表面の層を角層といいますが、角層の細胞の間には細胞間脂質と呼ばれる脂質が存在します。

角層細胞と角層の細胞間脂質は、レンガとモルタルに例えられる関係です。

健康な肌の角層では、角層細胞の間で、細胞間脂質が角層細胞どうしをつなぎとめる働きをします。

細胞間脂質は、セラミドなどを成分とする脂質の層と水分子の層が規則正しく何層も重なり合い、「ラメラ構造」と呼ばれる層状の構造をつくり、肌の水分量を最適に保っています。

オレイン酸フィトステリルは、角層細胞間脂質に似た構造を持ち、単独でラメラ液晶を形成でき荒れた肌を修復します。

また、高い抱水性により肌の保湿性を改善し、肌のバリア機能を改善する効果があります。

化粧品分野では、肌になじみやすく、エモリエント効果があり、うるおいと柔軟性を与えます。

皮脂中にある水分のバランスを整えて、皮膚表面にある角質層の肌バリア機能を改善するので肌の乾燥を防ぎます。

また髪に対しても、その抱水作用により乾燥を防ぎ、キューティクルを整えます。

これらのことから、乳液、クリーム、ヘアオイル、シャンプー、コンディショナー、アウトバストリートメント、リップ、クレンジング、ネイルに使用されています。

オレイン酸フィトステリルの配合目的

  • エモリエント作用
  • 保湿作用
  • 抱水作用
  • ツヤ感付与

オレイン酸フィトステリルの安全性情報

https://www.cir-safety.org/sites/default/files/Phytos_122013_Final.pdf

安全性

SDSによると、毒性、有害性は報告されていません。眼刺激に関しては実質的非刺激性物質(レベル2)です(6)。

参考文献

(1) 化粧品の成分表示名称リスト | 日本化粧品工業連合会 (jcia.org) オレイン酸フィトステリル 平成13年3月6日付医薬審発第163号・医薬監麻発第220号厚生労働省医薬局審査管理課長並びに同監視指導・ 麻薬対策課長通知

(2) 医薬部外品原料規格 リン酸フィトステリル

(3) パーマネント・ウェーブ用剤添加物リストについて 薬生審査発 0127 第3号 平 成 2 8 年 1 月 2 7 日

(6) タマ生化学株式会社(2013)「フィトステリルイソステアレート」安全性データシート

オレイン酸フィトステリルに関する日本語の論文情報

卵白の脂質クラスとその構成分

根岸 孝 [他] , 佐藤 公輔 , 広瀬 秀司 , 藤野 安彦 日本畜産学会報 46(6), 342-346, 1975 J-STAGE  医中誌Web

醤油醗酵と脂油の關係 (第一報):醤油油に含有せらるゝ脂肪酸「エチールエスター」並に游離脂肪酸に就て (三)

深井 冬史 , 大野 成雄 日本釀造協會雜誌 24(3), 47-50, 1929 J-STAGE

オレイン酸フィトステリルに関する英語の論文情報

Effect of Fatty Acid Unsaturation on Phytosteryl Ester Degradation.

Raczyk M, et al. J Am Oil Chem Soc. 2017.PMID: 28479606

Fate of dietary phytosteryl/-stanyl esters: analysis of individual intact esters in human feces.

Lubinus T, et al. Eur J Nutr. 2013.PMID: 22777107

Quantitation of Acyl Chain Oxidation Products Formed upon Thermo-oxidation of Phytosteryl/-stanyl Oleates and Linoleates.

Wocheslander S, et al. J Agric Food Chem. 2017. PMID: 28257194

Analysis of sitosteryl oleate esters in phytosterols esters enriched foods by HPLC-ESI-MS(2.).

Julien-David D, et al. Steroids. 2014.PMID: 24686208

Effects of oxidation on the hydrolysis by cholesterol esterase of sitosteryl esters as compared to a cholesteryl ester.

Julien-David D, et al. Steroids. 2009.PMID: 19464305

Effect of unsaturation of free fatty acids and phytosterols on the formation of esterified phytosterols during deodorization of corn oil.

Bai G, et al. J Sci Food Agric. 2021.PMID: 33124037

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