化粧品表示名称(Japanese Cosmetic Ingredient Name)

登録件数: 15067 件

化粧品表示名称成分詳細

乳糖

成分番号(JP number): 553116

INCI
LACTOSE
定義(Description)
本品は、次の化学式で表される二糖類である。Lactose
日本の規制情報(Japanese regulation information)
-
中文inci(CN/中国名称)
乳糖
中国の規制情報(Chinese regulation information)
【已使用化妆品原料目录(2021年版)】Maximum Historical Usage in Rinse-off Cosmetics(%): 41.24, Maximum Historical Usage in Leave-on Cosmetics(%): 37.435
韓国inci(KR/ハングル/성분명)
락토오스
CAS No.
63-42-3
EC No.
200-559-2
EUの規制情報(Restriction/Annex/Ref#)
-
引用/最新情報(Quote and Rates information)
  • Japan Cosmetic Industry Association(https://www.jcia.org/user/business/ingredients/namelist)
  • MHLW(化粧品基準, https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/keshouhin-standard.pdf)
  • 化粧品に配合可能な医薬品の成分について(https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb3437&dataType=1&pageNo=1)
  • NMPA(已使用化妆品原料目录(2021), https://www.nmpa.gov.cn/directory/web/nmpa/xxgk/ggtg/qtggtg/20210430162707173.html)
  • JETRO(添付書類二 化粧品への使用制限成分リスト, https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07000822/attachment2.pdf)
  • The European council(https://ec.europa.eu)
  • Korea cosmetic association(https://kcia.or.kr/cid/main)
Recommended sites
関連原料

乳糖/LACTOSE

乳糖とは

乳糖は、次の化学式で表される二糖類です。INCI名は、Lactoseです(1)。

日本薬局方には、乳糖は、「無水乳糖」$C_{12}H_{22}O_{11}$、「乳糖水和物」$C_{12}H_{22}O_{11}•H_{2}O$と別の物質として収載されています(2)。

また、医薬部外品原料規格には、「乳糖」$C_{12}H_{22}O_{11}•H_{2}O$と規定されており、局方の「乳糖水和物」と同様の化学式が示されています。ちなみに、日本化粧品工業連合会の乳糖は、「無水乳糖」$C_{12}H_{22}O_{11}$が示されています(3)。

乳糖にはαとβの異性体が存在し、旋光性を持つ物質です。

旋光度は、日本薬局方では、「無水乳糖」、「乳糖水和物」ともに、$[α]^{20}_D:+54.4 ~ +55.9°$ 、医薬部外品原料規格では、$[α]^{25}_D:+52.0~+52.6°$と規定され、測定温度と値が違います。

乳糖は、β-ガラクトースとD-グルコースがグリコシド結合しており還元性があります。

乳糖は、主に牛乳に含まれている甘味成分です。日本人には乳糖不耐という牛乳を飲むとお腹が痛くなる人が一定数いると言われていますが、乳糖を含む錠剤を乳糖不耐症の人に禁忌・原則禁忌・慎重投与になっている医薬品はありません。

しかし、最近の論文には複数の処方薬の摂取により、有害反応の出る可能性も指摘されています(4)。

また、乳糖はタンパク質を除去した成分ですが、まれにタンパク質が残っている場合があり、ミルク・アレルゲンを含んでいる化粧品の連続使用がミルク・アレルゲンでエピ皮膚増感を誘発するかもしれないことを示唆されています(5)。

乳糖は、GHS分類基準に該当しない化学物質です。標準的な大気条件(室温)で化学的に安定ですが、粉じん爆発を起こす可能性があります。また強酸化剤と激しく反応するため、離して保管する必要があります(6)。

乳糖の配合目的

化粧品分野では、賦形剤やシュガースクラブとして使用されます。

乳糖の安全性情報

https://www.cir-safety.org/sites/default/files/monsac032014FR.pdf

参考文献

(1) 化粧品の成分表示名称リスト 乳糖

(2) 第十八改正 日本薬局方 無水乳糖 乳糖水和物

(3) 医薬部外品原料規格 乳糖

(4) Inactive" ingredients in oral medications

(5) 化粧品・医薬部外品中の乳アレルゲンタンパク質の分析 日本食品化学学会誌 2014 年 21 巻 3 号  p. 155-162

(6) Safety Data Sheet for 乳糖・水和物 137045 © 2021 Merck KGaA, Darmstadt, Germany and/or its affiliates. All rights reserved.

乳糖に関する日本語の参考論文

【特集:オリゴ糖研究の最前線 その1 機能性オリゴ糖の研究】 ラクトビオン酸の機能性と生体触媒を用いた生産

村上 洋 , 大江 健一 , 西川 善弘 [他] , 木村 隆 , 桐生 高明 , 木曽 太郎 , 中野 博文 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 1(4), 296-301, 2011

D-フェニルアラニン術前投与症例に対する鍼治療

河内 明 , 北出 利勝 , 豊田 住江 , 亀井 順二 , 兵頭 正義 , 細谷 英吉 全日本鍼灸学会雑誌 32(2), 47-51, 1982

106.乳糖中の抗原物質の皮膚反応活性について(アレルゲン・抗原)

富所 隆三 , 鈴木 喜久夫 , 黒梅 恭芳 , 松村 龍雄

アレルギー 23(3), 223-224, 1974 J-STAGE  医中誌Web

乳糖に関する英語の参考論文

Tensile properties and contours of aging facial skin. A controlled double-blind comparative study of the effects of retinol, melibiose-lactose and their association.

Piérard-Franchimont C, Castelli D, Cromphaut IV, Bertin C, Ries G, Cauwenbergh G, Piérard GE.Skin Res Technol. 1998 Nov;4(4):237-43. doi: 10.1111/j.1600-0846.1998.tb00116.x.PMID: 27332694

Inhibition and reversal of Salmonella typhimurium attachment to poultry skin using zinc chloride.

Nayak R, Kenney PB, Bissonnette GK.J Food Prot. 2001 Apr;64(4):456-61. doi: 10.4315/0362-028x-64.4.456.PMID: 11307879

[Implant materials for the internal fixation of midfacial fractures].

Stuck BA, Heller T.HNO. 2011 Nov;59(11):1088-92. doi: 10.1007/s00106-011-2386-9.PMID: 22012485 German.

Commercial cannabis consumer products part 1: GC-MS qualitative analysis of cannabis cannabinoids.

Ciolino LA, Ranieri TL, Taylor AM.Forensic Sci Int. 2018 Aug;289:429-437. doi: 10.1016/j.forsciint.2018.05.032. Epub 2018 Jun 6.PMID: 29954632

Protective effect of conditioner agents on hair treated with oxidative hair dye.

da Gama RM, França-Stefoni SA, Sá-Dias TC, Bedin V, Baby AR, Velasco MVR.J Cosmet Dermatol. 2018 Dec;17(6):1090-1095. doi: 10.1111/jocd.12484. Epub 2018 Jan 7.PMID: 29316174

Enzymatic synthesis and characterization of hydroquinone galactoside using Kluyveromyces lactis lactase.

Kim GE, Lee JH, Jung SH, Seo ES, Jin SD, Kim GJ, Cha J, Kim EJ, Park KD, Kim D.J Agric Food Chem. 2010 Sep 8;58(17):9492-7. doi: 10.1021/jf101748j.PMID: 20687552

Randomized, blinded, controlled clinical trial shows no benefit of homeopathic mastitis treatment in dairy cows.

Ebert F, Staufenbiel R, Simons J, Pieper L.J Dairy Sci. 2017 Jun;100(6):4857-4867. doi: 10.3168/jds.2016-11805. Epub 2017 Mar 23.PMID: 28342609 Free article. Clinical Trial.

[The effect of local treatment on the epithelization of experimental defects in the human skin].

Tronnier H, Koch E.Hautarzt. 1975 Jul;26(7):370-3.PMID: 1213891 German. No abstract available.

[Asthma in hairdressers: a report of 5 cases].

Macchioni P, Kotopulos C, Talini D, De Santis M, Masino E, Paggiaro PL.Med Lav. 1999 Nov-Dec;90(6):776-85.PMID: 10703193 Italian.

[Effect of topical drug vehicles on wound contraction].

Gloor M, Ruprecht K.Hautarzt. 1977 May;28(5):254-6.PMID: 873804 German.

注意事項

本サイトの情報について:
公開部分については一般の方向け、業界の方向けに情報発信しております。 非公開部分に関しては、業界の方向けで各原料企業様の承認を得た方のみに公開しております。 情報の正確性については正確なように努めますが、サービスの特性上、常に最新情報ではなく、 人による作成、チェックをしており間違いもございますので、 何かございましたら問い合わせよりご連絡頂ければと思います。随時編集、変更を加えます。
安全性や効果効能の情報について:
成分名による安全性や効果効能については、表記の成分表示によって決まるものではなく、 原料や処方によって変わります。成分表示=原料ではありません。各原料会社様によって原料が違い、 規格が違います。化粧品への配合のされ方や配合されている濃度によっても大きく変わります。 あくまで参考情報程度でご理解ください。
最新情報は必ず公式かつ公的な機関より情報を得るように心がけてください。 弊社サイトの情報を活用して、情報発信、商品開発やサービスなどのあらゆるトラブルが起きても弊社では一切責任は負いかねます。