株式会社クレディ シリカに関する記事

1. はじめに

シリカは、欧米で長年にわたり病気の予防や改善を目的としたサプリメントとして使用されてきており、日本では2000年頃から人々に使用されるようになりました。

シリカは人体で作ることができず、年齢と共に体内のシリカ濃度は減少し、30代後半になるとその濃度は生後の半分以下になると報告されています。

また、最近の研究では、免疫細胞の老化に関わることから、シリカは衰える免疫細胞を活性化し、健康維持や老化防止に役立つことが分かってきました。

現在では、サプリメントとしてはもちろん、アンチエイジングを目的として様々な医療機関でも処方されるようになっています。

2. シリカとは

<シリカの概要>

シリカ(SiO2)は、身体に含まれる重要なミネラルの一種です。鉱物(石英)や珪砂、植物(イネ、スギナ、サトウキビなど)に含まれており、生体内にも微量ながら存在しています。

<自然界での存在>

シリカは、藻類や穀物などの食品に含まれており、普段の食事を通じて摂取することが可能です。

<シリカの工業面での利用>

シリカは工業分野でも広く利用されています。具体的には、半導体や太陽光パネル、ガラス、印刷インク、電球、農業肥料など、多岐にわたる用途があります。このため、シリカは経済的にも重要な資源とされています。

3. 健康食品におけるシリカの役割

老化は「認知機能の低下」「運動機能の低下(筋力低下や骨粗しょう症)」「視覚・聴覚の機能低下」「外見的な衰え(シミ・シワ・たるみ)」「病気(生活習慣病・血管系疾患・ガンなど)」といった身体的な機能低下や病気をもたらします。

この老化をもたらす根本的原因は、加齢による「免疫細胞の老化」「成長ホルモンの減少」「性ホルモンの減少による骨密度の低下」と言われおり、この根本原因にアプローチすることが、健康寿命を延ばし若々しく生きることに繋がります。

植物性シリカは、老化の全ての原因を抑制することで、身体的な機能低下や様々な病気の予防に繋がることから、人生100年時代を生きる上で必須の成分と言われております。

4. シリカの摂取方法と推奨量

<シリカの摂取量>
1日に必要なシリカの摂取量は60~90mgとされています。日本人はミネラル不足が指摘されており、亜鉛やクロムなどの不足が良く知られていますが、実はシリカの不足が最も深刻です。ある医療機関の研究によると、日本人の96%で体内のシリカが不足しているというデータもあります。

<シリカの摂取量>
1日に必要なシリカの摂取量は60~90mgとされています。日本人はミネラル不足が指摘されており、亜鉛やクロムなどの不足が良く知られていますが、実はシリカの不足が最も深刻です。ある医療機関の研究によると、日本人の96%で体内のシリカが不足しているというデータもあります。

<食品からの摂取>

シリカを含む自然食品としては、藻類や穀物などがあります。例えば食品の中でシリカが豊富に含まれるワカメですと、100g中1.4mgのシリカを摂取することができ、1日の必要量を摂取するには、4kg~6kgの大量のワカメを食べる必要があります。そのため、食事だけで十分なシリカを摂取するのは難しいと言われています。

<サプリメントからの摂取>

効率的にシリカを摂取する方法としては、サプリメントが推奨され、サプリメントの種類によって吸収率が異なることも分かっています。まず、シリカはモース硬度7とステンレスよりも硬い物質であり、胃酸では溶けにくい性質なため、液体の吸収率が良いとされています。さらに、珪藻土や植物性など様々な種類がありますが、植物性が人体に親和性が高く吸収率が良いとされています。

5. シリカの安全性基本情報

<安全性の評価>

シリカには結晶構造があり、「結晶質」「潜晶質」「非晶質」と大きく3つに分類されます。鉱物は「結晶質」のシリカで、人体に有害なクリストバライトが含まれ、珪藻土や湧き水は「潜晶質」で、結晶質構造が含まれる可能性があります。植物性は「非晶質」のシリカで人体に安全なシリカとされています。

<過剰摂取のリスク>

摂取したシリカは腸管から吸収され、約120分で血清中のシリカ濃度がピークに達し、その後3~9時間かけて尿中に排泄されます。吸収されなかったシリカは尿として排泄されるため、国立医薬品食品衛生研究所の公開データによると、非晶質シリカには摂取制限がないとされています。

6.シリカの将来展望

日本人の平均寿命も伸びており、2040年には100歳以上人口が30万人になると予測されています。日本政府も健康寿命を延長することを目的に、健康不安なく人生を楽しむためのサスティナブルな医療・介護システムを実現することを目標に掲げています。

そんな中、アンチエイジングを叶えるシリカは、益々成長することが期待されます。

また、サプリメントに限らず、多様なニーズに答えるシリカ配合の食品や飲料、スキンケアなど様々な製品が誕生することが予測されます。